
訪問診療
訪問診療
「訪問診療」とは、お一人で通院することが困難な患者さんのもとに、医師が定期的に診療にお伺いして、計画的に治療等を行うことです。
「往診」とは、緊急時や急な病状の変化の際に患者様やご家族からの要請により、患者様のもとへ伺って診療を行うことです。「訪問診療」は、計画的な医学管理のために患者様のもとへ定期訪問して診療を行うことです。これらは二者択一というわけではありません。訪問診療を行っている中で急な変化がおこった場合は、定期訪問とは別に臨時往診することも可能です。
医師が訪問し、病状や症状を伺い診察させていただきます。また状況に応じて、血液検査や尿検査、心電図検査などを行うこともできます。
お薬が必要な場合には処方箋を発行いたします。処方箋の提出により、調剤薬局でお薬を受け取ることができます。調剤薬局での受け取りが困難な場合には、調剤薬局の薬剤師さんに配達もしくは郵送してもらうことも可能です。
お薬の処方以外にも、点滴や注射、疼痛の管理などを行うことができます。また、当院の特徴として血液疾患で輸血が必要な方に在宅での輸血も対応しています。
※通院が困難な方とは、医師または薬剤師が「通院困難」と判断した方となります。介護度などでの具体的な線引きはありません。
※疾患条件等により受け入れが困難な場合がございますので、詳しくはクリニックまでお問い合わせください。
当院は、淡海医療センターおよび淡海ふれあい病院と連携しています。
入院を必要とする治療の場合には、地域連携室と連絡を取り、ご紹介させていただきます。
1
訪問診療のご相談
2
訪問診療計画の作成
3
医師による訪問診療開始
当院では、午前診療と午後診療の間の時間で訪問診療をさせていただいております。 しかし、急な体調変化等に対しては可能な限り柔軟に対応させていただきます。
訪問診療は基本的には全て保険適応で行うことができます。
なお、交通費や出張費は、必要に応じて実費分のご請求となります。
赤血球や血小板といった血球を作れなくなるタイプの血液疾患では、これらの血球を補うために定期的な輸血が欠かせなくなります。しかし、輸血を介護施設などで行うことは難しく、輸血が必要なために長期入院を余儀なくされている患者さんも少なくありません。 当院は、血液内科専門医が常駐する珍しいクリニックで、ご自宅での輸血「在宅輸血」を訪問診療の枠組みで対応する医療機関です。 下記のようなご希望がある方は、当院までご相談ください。
骨髄異形成症候群(MDS)、急性白血病、再生不良性貧血、多発性骨髄腫、悪性リンパ腫などが対象疾患です。 さらに、上記の疾患に対してこれまでに輸血歴があって、かつ重篤な副作用がない患者さんが適応になります。また、輸血の安全管理の観点から、輸血開始時から輸血後数時間(可能であれば翌日)まで観察を担当する医療従事者以外の成人(患者付添人)が同席できることも必須条件です。
訪問診療の枠組みに準じます。 基本的には当院から半径16km以内にご自宅のある方であれば行うことができます。