糖尿病|草津かわはらクリニック|草津駅・南草津駅最寄りの総合内科

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糖尿病

糖尿病|草津かわはらクリニック|草津駅・南草津駅最寄りの総合内科

糖尿病とは

糖尿病とは

糖尿病とは、膵臓から分泌される「インスリン」というホルモンの量が少なくなったり、働きが悪くなったりすることで、血液中のブドウ糖の濃度(血糖値)が高くなる病気です。1型糖尿病、2型糖尿病、妊娠糖尿病、その他特定の機序・疾患によるものの4つのタイプに分類されていますが、日本人では全糖尿病患者の95%が2型糖尿病です。当院では、HbA1cを院内で測定できるようにするなど、糖尿病管理にも力を入れていますので、お気軽にご相談ください。最悪の場合致命的になります。

糖尿病の診断

  1. 早朝空腹時血糖値 126 mg/dL以上
  2. 75g経口ブドウ糖負荷試験(OGTT)2時間値 200 mg/dL以上
  3. 随時血糖値 200 mg/dL以上
  4. HbA1c 6.5%以上
  • ①~③のいずれかと④が確認された場合。
  • ①~④のいずれかひとつだけを認めた場合は「糖尿病型」と診断し。別の日に検査して再び「糖尿病型」が確認された場合(ただし④だけの場合を除く)。
  • ①~③に加えて、「口渇、多飲、多尿、体重減少などの糖尿病の典型的な症状」または「確実な糖尿病網膜症」があるとき。

糖尿病の初期はほとんどが無症状なので、健診などで血液検査をして初めて糖尿病と診断されることが多いです。血糖が高い状態が続くと「のどが渇く」、「水分を沢山摂る」。「尿の量が増える」、「体重が減る」、「疲れやすい」といった自覚症状がでてきます。
さらに、進行すると色々な合併症が出てきますが、特に血管の障害が発生すると、日常生活のレベルが障害され、最悪の場合致命的になります。

細小血管障害

細い血管に発生する障害

糖尿病網膜症

網膜の血管に障害が発生し、視力障害をひきおこします。進行すると失明にいたることもあります。

糖尿病性腎症

腎臓の血管に障害が発生し、腎臓の機能が低下します。進行すると透析を行わなければならなくなることもあります。

糖尿病神経障害

手足のしびれや痛みなどの自覚症状があらわれます。進行すると知覚が低下して痛みを感じにくくなり、足潰瘍や足壊疽の原因となることもあります。

大血管障害

太い血管に発生する障害

冠動脈疾患

心臓に血液を送る血管(冠動脈)が細くなると「狭心症」、完全に詰まってしまうと「心筋梗塞」をひきおこします。

脳梗塞

脳に血液を送る動脈が詰まるとことでひきおこされます。

末梢動脈疾患

足の太い血管が動脈硬化で細くなると血液が流れにくくなり、足が冷たく感じられたり、少し歩くだけで足が動かなくなったりします。進行すると足の潰瘍や壊疽を起こして足を切断しなければならなくなることもあります。

糖尿病の治療は、食事療法と運動療法が基本になります。

摂取カロリーの目安

  • 目標体重(kg):[身長(m)]2 × 22 (65歳未満の場合、65歳以上では×22~25)
  • エネルギー係数:
    軽労作(大部分が坐位) 25~30
    普通労作(軽い運動など)30~35
    重労作(力仕事など)  35~
  • 総エネルギー摂取量(kcal)= 目標体重 x エネルギー係数

例えば、
① 50歳男性、身長170cm、車通勤、仕事はデスクワーク中心の場合
総エネルギー摂取量は約1590 kcal(エネルギー係数25)
② 60歳女性、身長155cm、主婦、家事や買い物で比較的体を動かす場合
総エネルギー摂取量は約1585kcal(エネルギー係数30)
となります。

最近は便利なアプリもたくさんありますので、ご自身の一日の食事(間食、ジュース、お酒など全て含む)を記録してカロリー計算をしてみられるとよいと思います。思ったより食べ過ぎていませんか?
それでも血糖値が十分にコントロールできない場合は、内服薬やインスリンなどの注射薬による薬物療法を行います。どういったお薬を選択するかは、採血検査でインスリン分泌能やインスリン抵抗性の評価を行ったり、合併症の評価を行ったりしながら決めていきます。
治療目標は年齢、罹病期間、臓器障害、低血糖の危険性、などを考慮して個別に設定します。合併症予防の観点からHbA1c 7%未満、空腹時血糖値130mg/dl未満、食後2時間血糖値180mg/dl未満が一つの目安となります。

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